規模の大きなスケートコンテストもあれこれ開催されるようになり、そのような機会をメインフィールドに活躍を続けるスケーターの姿も当たり前の世の中となりました。それに伴いコンテストといえばローカルのスケートショップやブランド、代理店といったスケートボード関連くらいしかなかった協賛も、大規模コンテストになるにつれ地元の一般企業から誰もが知るような大企業、たとえば銀行のようなお堅いイメージのところまでサポートしてくれることが当たり前に起きています。
そして当然ながらそれだけ協賛に入ってくれるとなると、コンテストの会場やスケートセクション自体に企業ロゴのバナーやシートが貼り付けられたりします。ぶっちゃけ見てて思うのが、だいたいの場合あまりパッとしない企業ロゴとスケートセクションの不協和音というか違和感。やっぱりスケートセクション、スケートパークで目に馴染むロゴマークはスケートカンパニーに限ります。社会一般的な企業のロゴは、パッと見の主張が弱めと言いますか。スケートカンパニーのそれと比べても攻めてたりポップだったり…というものはあまり見受けられません。逆にいうとスケートカンパニーがその方向性や美意識を訴えかけるのに、ロゴがいかに大切なものであるかということを改めて実感しています。
とはいえ普段はスケートボードに特段の関係のない企業が、コンテストに協賛するということは彼らにとっても少なからずのメリットがあるからに他なりません。それがいかなる形で、どれほどの収益につながるのかなんて残念ながら僕の知るところではありませんけどね。
そういや昔、海外のコンテスト映像なんかじゃ日本の自動車メーカーやゲーム機メーカーのロゴが大きく見え、「ここ日本では見たことないのに海外ではなぜ?」と思って見ていた記憶が。今になりようやく日本でもそれらしいことが起きるようになりました。そして忘れてはならないのが、そういった協賛があってこそビッグマネーを稼ぐことができるスケーターも成り立つということ。スケートシーンがより大きなものへと成長していけるということなのです。
コアなスケートコミュニティだけで閉鎖的にやりくりするのも、言うまでもなくかっこいい。しかし閉鎖的であり続けていても長い先を考えるとたとえば50年後100年後や数百年後、スケートボードは未来的な他の遊びに取って代わられ、西暦2000年前後に流行っていた過去の遊びとして忘れ去られてしまう可能性だって考えられるのです。今を生きる我々スケーターに課されているのは、そういったスケートシーンの外部からも得られるようになった支援・資源に上手く乗っかり、活用し、スケートボードを滅亡させないためのスキルなんだと思います。
先のRANDOMの記事にも見られましたが、その上でコアなスケート業界ももっと潤って欲しい。願わくば、俺様のようなそのへんの野良ボーダーのとこにもトリクルダウン効果が波及して、ちょっとばっかしキャーキャーされたいもんだけど、寝言は寝て言うことにします。オヤスミナサーイ。
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)


















