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歴史に「もしも」は禁物ではあるが…。JESUS CHRIST, WHAT HAPPENED?
──TELLY CARDONA

2018.03.08

 映画『KIDS』の主役は当初クイム・カルドナを予定していたそうです。このエピソードを聞いてようやく腑に落ちました。というのも、自分はこの映画を初めて観たときに、リアルスケーターを起用した完全スケーター目線の映画を謳い文句にしていたわりに、主役のテリー役だけがいわゆるスケートメディアなんかで見かける名の知れたスケーターではないという違和感があって…。当時はインターネットも一般的に普及しておらず情報収集の手段が限られていたので、その疑問符に対するアンサーを得ることもできずモヤモヤすること20年余り(ながぁ!)。
 なんでもヴァージン・キラーのテリー役はクイムだったはずが、脚本を読んだクイムの母親の猛反対にあった結果レオ・フィッツパトリックに。その事実を知ったときは「Holy Shit!!」。歴史に“IF(もしも)”は禁物ですが、あの映画をきっかけにスターダムへ駆け上がっていった主要ロールを演じた面々(ロザリオ・ドーソン、クロエ・セヴィニー、脚本のハーモニー・コリンら)のことを考えると、複雑な思いがしないでもありません。当時のクイム(双子の兄のマイクも)の存在があまりにも鮮烈すぎたので、もしあの映画の主役を見事に務めていたら今頃は…。とはいえ、映画『KIDS』が直接の原因ではないにせよハロルド・ハンターとジャスティン・ピアースが亡くなってしまったことに加えて、クイムの代役のレオ・フィッツパトリックが俳優としてはお世辞にも大成したとは言えないって事実もまたなにか意味深な詩人。とまあ、「勝手に勘ぐってんじゃねぇよ!」ってお叱りの声が聞こえてきそうなのでここいらでドロンさせてもらいます。
 '97年頃にスケートフォトグラファーとして来日したトーマス・キャンベルと撮影で動いていたときに、「クイム・カルドナはNextマーク・ゴンザレスだ(ゴンズの次世代って意味合い)」と褒めちぎっていたことが忘れられません。「Jesus Christ, what happened?」

─KE

 



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