な、夏が終わる…。毎年夏の訪れを憂鬱に感じてノイローゼ気味だった自分も、どういわけだけここ数年は夏の終わりが名残惜しく感じる。年齢を重ねた以外には、取り立てて自分や自分の周りの環境に変化があったというわけでもない。相も変わらず低空飛行中だ。
夏の恒例行事といえば、ビーチ、花火、BBQ、ビアー(飲まないけど)、ビヤッチ、といきたいところだけど(全部 “ビ” がつくぞ)、仕事柄どうしてもロケ(撮影)がメインとなってしまいます。もちろん先に挙げた夏らしいイベントごとに関わらなかったわけではないけれど、振り返ると汗だくでスケーターをひたすら追っかけ連日連夜キックアウトというのが夏の本命となっていた。できることなら無責任な歌詞を口ずさんでテイク・イット・イージーなサマーを謳歌してみたいものだけど「肉体を酷使しながら夏のスケート行事を記録に収める作業もまんざらでもない」。そんな風に最近思えるようになったのも、ビデオカメラを片手に元気に動き回れる夏の数が、指折りでカウントできるようになってしまったからなのかもしれない。なんて言うと聞こえがいいので試しに言ってみたけど、「自分、暑さにわりと強い!」ってことがわかっちゃったんです。逆に寒さにめっぽう弱い。寒いの無理。ともあれ、灼熱の太陽の下、うだるような暑さの中での撮影も可能! という自覚をしたことにより、得体の知れない夏への恐怖心を自分なりに克服したのでありました。Booyah!
--KE