ADIDAS SKATEBOARDING

夏に抗うな
──ハーパン上等

2026.05.22

 いよいよ夏が攻めてくるのを感じざるを得ない今日この頃、あな恐ろしや。いくら暑すぎると嘆いたところで大自然の脅威をどうこうできるものでもなく、ただただ耐え忍ぶのみ。
 最近ニュースサイトなどでしばしば「ハーフパンツ」がピックされていると思ってたら、それは東京クールビズ施策においてハーフパンツの着用が解禁されたが故だったんですね。「東京クールビズ」…調べてみると働く環境、暮らす環境、装う環境をクール(涼しく/賢く)にという施策のようです。自分の地元である沖縄では昔からクールビズが取り入れられ、冠婚葬祭に役所や銀行、議会といったお堅いイメージの場所においても当然のように職員はかりゆしウェア(アロハシャツ的なやつ)を着用して勤務しています。県知事だって各種報道や公の場にかりゆしウェアで登場する、スーツじゃなくてね。1年を通して比較的温暖な気候がそれを当然のようにしてくれているのですが、それは沖縄がもっと誇るべきイケてるカルチャーだとも思うわけ。なんなら昨今の東京、その他の地域においても夏の気温は沖縄よりも高い。クールビズ、夏場の軽装は推奨されて然るべきだと思うのです。
 そんなクールビズ、ハーフパンツ解禁の何が波紋を呼んでいるかって、それは言うまでもなく見た目の問題。やれ体の線が浮き彫りになるとか、すね毛がどうとか、そんな感じ。まったく、くだらない。人間は慣れたものからの変化に違和感を覚え、抵抗するものであるらしい。ハーフパンツ解禁への批判めいたものも半分ぐらいはきっとそんなところで、ハーフパンツ出勤も当たり前の光景になった頃にはそんな批判もどこかに忘れ去られていくことだろう。常日頃から日中動き回り、夏場はハーフパンツを手放せないスケーターも多いはず。スケーターという生物は男子も女子も、その時代に合わせながら実にかっこよくハーフパンツを穿きこなしている方が多いように思います。そんなハーフパンツの実用性、かっこよさを我々スケーターがより世に提示することができたらいいですね。
 自分もスケートブランドからワークブランド、軍モノからユニクロとか大衆的なもの、あれこれハーフパンツを穿いてきました。中でもお気に入りはベタですがDickiesのルーズフィットのやつ。言うまでもなくシンプル&タフ、動きやすさといいシルエットといい唯一ナインクラブで優勝。そんなハーフパンツを穿いてスケートできるのは、ちょっとした夏の楽しみだったりしまーす。

—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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