先日公開されたS&S Vol. 10で、「スケートボードはスポーツかカルチャーか?」という禁断の問いかけに一同無駄に過剰反応しておりましたが、そもそもスケートボードをカテゴライズしようってのがナンセンス。スケートボードはスケートボードであって、それ以上でもそれ以下でもない。むしろ肉体を酷使するという意味においては格闘技に近い。痛みを伴うし、大怪我と背中合わせのリスキービジネス。
さまざまなファクターの結合によってスケートボードが形成されているわけでありまして、反骨精神がベースにある人もいれば、One Loveって人もいる。スケートボードには乗れないけど、スケーターには興味津々なんても人もいたりで、スケートボードとの接し方も距離感も千差万別。来るもの拒まず去るもの追わずで、アホさや柔軟な発想が受け入れられる寛容さ、いうなれば懐の深さがスケートボードの大きな魅力のひとつあるよ。
話はBs 180して、巷では薬物汚染の話題でもちきりですね。スケート業界にもその余波がきているとかいないとか。混迷の時代だからこそ、スケートボードを真剣に考えたい。問題提起して、スケートボードについてとことんディベートしたい。スケートコミュニティに蔓延する全体主義や同調圧力に振り回されることなく、己を信じて滑り続けたい。言葉で具体的に説明できない「最近なんか違くねぇ?」ってその感覚があるアナタはモーマンタイYo! ということで、スケートボードについてみんなで語り合い、なにが大切なのかを見極めるいいきっかけになればというのがS&Sの狙いだったりもします。
いや、「そんな暇あるんだったらスケートしろ!」が正解。とりあえず確かなのは「ヤクブーツはやめろ! 他に金かけろ! 親に金あげろ! 」
─KE