スケートボードでいうところの“かっこよさ”の定義とはなんぞや? スタイル、トリックセレクション、ファッション、はたまた容姿や体型やアティチュードまで、かっこよさを形成するファクターはたくさんございます。好みや感性のツボは人それぞれなので、どれが正解って話ではないのだけれど、洋の東西を問わずスケート的なかっこよさを語る上で絶対と言い切れるモノがひとつだけあるのです。それは“プッシュが速い”スケーター。
スケートボードも含め乗り物である以上、スピーディである必要がある。どうして? ってそれはそこに山があるから。いや、山登りの話ではない。その正体はズバリ本能。もはや喉乾いたとか排便したいとか、そういったレベルでの話。どんなにイケメン(この単語嫌い)であろうがテクニックがあろうが、蝿のたかるような遅いスピードのヤツはワック。無論、ボードコントロールもろくにできない輩が無駄にスピード出しているのはスルーで。
要するに、ある一定のスキルを身につけたスケーターであれば、プッシュを速くすればするほどかっこよさ倍増。スケーターがフルプッシュしている姿は無条件で美しい(かっこいい)。それはトリプルセットに挑むときでも、街なかの移動でも。Booooyaaaa!
─KE