待望のTaco Bellが日本上陸! のニュースは少し落ち着いた頃ですが、今週日曜日(21日)に渋谷・宮下スケートパークにて開催されるNike SB主催のGo Skateboarding Dayで美味しいタコスとノベルティが振る舞われます。そうです、Taco Bellも今回のイベントの共同スポンサーとして名を連ねているのです(ちゃっかりVHSMAGも)。そんなTaco Bellですが、アメリカでの知名度は日本でいうところの松屋なみに定着しているのですが、もしかすると渡米経験のないスケーターにはイマイチ立ち位置がわかりずらい、なんて人も中にはいるでしょうから、自称Taco Bellマスターの自分より簡単にご説明させていただきます。
スケーターとの親和性がもっとも高いファストフード店として、アメリカのスケーターを陰で支える功労者的存在。特にシューズボロボロがデフォルトとなっている学生を中心としたヤング層にはなおさらです。“安い、早い、美味い”の勝利の方程式に加えて、どういうわけだかスケートスポットの近くに出店されているので、“駐車場、トイレ、ジュースのおかわり自由”という裏・勝利の方程式が盛り込まれているので、スケーターの強い味方なのです。
そんなTaco Bellが、日本のファストフードシーンを席巻していく予感がします。タコスやブリトーが手軽に食せるという事実もさることながら、ジャパンでの動きが秀逸過ぎです。記念すべきTaco Bell 1号店の場所が、スケッチー過ぎて上がります。周りには風俗店とかが軒並み連なるaka渋谷ゲットーの道玄坂に出店するとかスケーターマインドを感じさせます。さらには、渋谷・宮下スケートパークで開催されるGo Skateboarding Dayのイベントに協賛だなんて競合他社だったら今のところあり得ません。う~ん、明らかに一線を画す軽快なTaco Bellの動きから目が離せません。
そして最後になりますが、Taco Bellの本社はカリフォルニア州のアーバインという場所にあります。LAから南に車で35分ぐらい下ったビジネスゾーンの一角にひと際黒光りしているビルがあるのですが、そこです。実はTaco Bell本社は知る人ぞ知る有名スケートスポットのひとつなのです。自分も若い頃、仲間たちと足繁く通いました。'90年代前半ということもありますが、キックアウトを喰らった記憶はございません。
あれから20年以上経っているのでまだそのレールがあるのかは不明ですが、ゴンズことマーク・ゴンザレスが『Video Days』にてボンレスからのダークスライドをかましているあのレールこそが、Taco Bell本社前のレールなのです。ヘェ~、ヘェ~、ヘェ~。
--KE