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   先日発表されたヤジェ・ポップソンのAWS加入のニュース…
──ALIEN 2.0

2016.02.26

 

 先日発表されたヤジェ・ポップソンのAWS加入のニュースには個人的にかなり高まりました。AWSに関しては、いかんせんその強力すぎるブランドのインパクトと歴史が僕らの脳内には激しく刷り込み済みで、創成期から活躍したジョシュ・ケイリスやフレッド・ガル(後にHabitatへ)、その後台頭した多くの若手と共にジェイソン・ディルやAVEが築きあげたその確固たるブランドイメージはもはやスケート記憶遺産認定ものです。そんな偉大なカンパニーの再構築を担うことになった若き才能たちのプレッシャーたるやかなりのものでしょうが、今回のヤジェ・ポップソン加入で僕は意外としなやかな再構築がなされるのではないかと思っています。そしてその鍵を握るのが、AWSのシスターカンパニーとして誕生したブランド、Habitat Skateboardsの存在です。
 2000年にジョー・カストルーチが立ち上げた、自然環境との共存に配慮したブランドですが、AWSから重鎮フレッド・ガルを投入し、そこからシスターカンパニーの強みというか、AWSが持つイメージに良い意味で左右されない自由な人材発掘で多くの個性溢れるライダーを獲得した結果、サイラス・バクスターニールやステファン・ジャノスキーを筆頭に多くの魅力的なライダーを抱える偉大なカンパニーに成長し今に至ります。出資面での問題など、カンパニー経営が大変難しいものであることは理解できますが、僕らスケーターにとってはそのブランドのイメージ、ことAWSとHabitatの2社においては、その歴史と関係性までもが無視できない重要な要素であり、彼らが過去に発表した名作『Photosynthesis』と『Mosaic』の内容がそのすべてを物語っているように思えます。
 そして今回、発足当初のHabitatがそうであったように、AWSが膝の怪我を克服し長い充電期間を経てカムバックしたヤジェ・ポップソンを筆頭に、自由な発想と柔軟なマインドでブランドが持つイメージに左右されることなく魅力的な再構築を果たし、再びHabitatとのいい関係性を築いて僕たちを興奮させてくれることを願うばかりです。

--Takayuki Hagiwara (Fat Bros)

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