もともと出費予定のものががなくなったのをイイことに、そして普段頑張っている自分(?)へのクリスマスプレゼントして先日発売されたThrasherのフォトブックを買いました(自分に甘い)。お値段税込で7,000円ちょっとという、なかなか手強い価格だったのですが現ナマ一括でゲットしてやったのさ、メリクリ。
本当はちょっとした出来心から買ってみたのですがこれが大正解◎。オレのクリヒマッスを楽しく変えてくれる頼もしい代物になってくれました。『Photograffiti "40 Years of Reader Images"』とあることからもわかるように、こちらはThrasherの編集部に届いた、40年にも渡る読者からの投稿写真の数々がピックアップされてます。170ページ近くあるボリューミーな内容はまだ軽く眺めてみた程度でしかありませんが、そこには1,000枚以上の写真が所狭しと並びます。読者からの投稿、つまりはかなりアマチュアで被写体も写真も素人目の自分にもわかるほど激ダサい感じのものから、グラビアとして成立するような立派なものまでその内容は幅が広い。編集部独自の切り口でコンパイルされたコーナー、いかにもThrasherらしい鋭いツッコミ、今や世界に名の知れ渡るスケーターの無名時代の写真なども垣間見ることもでき、思わずニンマリ。40年以上もの歳月の間に届けられた読者からのお便りをこうやってまとめ上げるだけでも、その労力は想像に絶します。またこのフォトグラフィティのコーナーに対する、名だたるスケーターたちの一口コメントも掲載されていてそれも面白かったりするので、いくつかピックアップしてみました。
・「フォトグラフィティ? 今でもそれに出ようとトライしてるっす」(ミルトン・マルチネス)
・「もし誌面に登場したいのなら、フォトグラフィティがその第一歩」(ピーター・ヒューイット)
・「フォトグラフィティってタイムカプセルみたいなもの。それに出てたスケートラットがついには数年後に広告や何かしらの形で登場してたりするんよね」(ジョン・カーディエル)
・「無名なスケーターだけじゃなく、今後活躍しそうなフォトグラファーにとってもチャンスの場である」(ウォーカー・ライアン)
他にも、初めて掲載された写真がこのフォトグラフィティのコーナーだったり、周りの仲間が登場しているのに羨ましく思っていたというコメントが多かったです。かく言う自分もこれまで誌面に登場する機会を稀ながらいただいてきましたが、誌面に初登場したのは「Thrasher Japan」なる当時の日本のスケート誌に投稿した、仲間内で撮ったインスタントカメラの写真でした。そりゃトリックも格好も写真の質も素人丸出しの恥ずかしいものなんですけど、当時を生きていたスケーターは実家の本棚に眠っているソイツを探してみてください。今や日本を代表する立派なリッパーの、キッズ時代の投稿とかも見つかったりします。
ハイ。ということで2024年ラストのYo! Chuiとなりました。毎度読んでくださるみなさん、一緒にスケートするみなさん、不真面目な話を真面目にするみなさん、今年もありがとうございました!
—Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)