イヌ派かネコ派かと問われれば断然イヌ派な僕ですが、ネコカフェに行くのはもちろん好きです。なんでも最近ではフクロウカフェなるものも都内を中心に増えてきているようで、基本あまり動かないフクロウたちを愛でてチルするんだそう。これも実に楽しそうです。今回はそんなフクロウ、じゃないフロウのおはなしです。
「Flow(フロウ)」と言うと、スケートの世界においてはプロランク、アマチュアの下に属する「カンパニーからスポンサードされて物品を支給されているけど、正式なチームライダーじゃない」っていう立ち位置のスケーターたちを指します。簡単に言うと「有望株」みたいな感じでしょうか? でも今回はこの「フロウ」じゃなくて、最近よく耳にするようになった、あるスケートスタイルを形容するときに使われる「フロウ」という言葉について考えてみようと思います。
「いいフロウのあるスタイル」なんて使われ方をするこの「Flow」という英単語、調べてみると「いろいろなものや年月が流れるように動いていくさま」を表すようで、じつにさまざまなニュアンスで使うことができる単語のようです。で、この単語をスケーターのしぐさや動きに当てはめてみると、いわゆるスピードやパワーが持つ長所とはちょっと違う、独特な間や緩急を伴う動きを形容するのに相応しい単語であるように思われ、概ね否定的なニュアンスで使われることはありません。少し前にここでアフリカ系スケーターの魅力について書きましたが、彼らにはこのいいフロウを持ち合わせたスケーターが特に多い気がします。
結論、いいフロウとは、トリックとトリックの間の何気ないしぐさや、トリックをメイクする前後の身体の流れ具合なんかにその真骨頂が現れるのではないかと勝手に解釈しました。今回そんなすばらしいフロウを持つスケーターを独断と偏見でピックアップしてみましたので、みなさんもビール片手に、大いに異論反論オブジェクションしてみてください。
--TH (Fat Bros)