レンタルDVD屋で、チャック・ノリス主演のアクション映画『地獄のコマンド(邦題)』と再会。小学生の頃に観たきりなので、実に30年以上ブリブリ。米国侵略を企てる某国のテロリストを殲滅するといったわかりやすい内容ですが、チャック・ノリスの立ち振る舞いがかっこよすぎなのと、'80年代映画特有のツッコミどこ満載なとろこも憎めない名作(?)。ミニUZIの2丁使いとデニムベスト(?)の組み合わせとかスタイル入りすぎ。チャールズ・ブロンソンにしかりチャック・ノリスにしかりですが、この手の髭面のもっさい感じのおじさんがもてはやされていた時代があったなんて若者には信じがたいでしょうけど。'90年代に青春を過ごした自分からするとリアルタイム(若すぎたってことで)ではない'80年代のカルチャーに強い憧れがあるというか、映像を介して青春の疑似体験をするのも映画鑑賞の醍醐味のひとつ。劇中のカーチェイスのシーンでの、テロリストの乗った日本車(Nissan)がチャックが運転するムスタング(Ford)にふっとばされるあたり、時代を象徴しているというかメッセージ性も強し(“Invasion U.S.A.(原題)”)。てか、日本の配給会社の都合なんだろうけど、チャック・ノリスの映画のタイトル“地獄”付けすぎ。
─KE