春になりました。個人的には花粉アタックに辟易するシーズンではありますが、寒い毎日に暖かな空気が流れ込むとなぜだかウキウキしてくるのは誰も同じかと思います。
先日、浦安ストア近くの「塩浜第二公園スケートボードパーク」でショップのスクールを開催しました。毎回100名前後のスケートボーダーが集まる大事なinstantの年間行事のひとつです。
春は進学や就職やさまざまな転機のシーズンでもあります。僕らのスケートボードショップでは、この春のタイミングは一番コンプリートセットが売れる時。新しくなにかを始めよう、って方が多い季節なんでしょう。
そんな春のこの時期に、インスタント3店舗目となる「インスタント 千葉ストア」が2015年4月4日にオープンします。
「ただただスケートボードが好きだから」という理由で始めたショップがライダーやスタッフや仲間たち、そしてなにより多くのお客さまのおかげで20周年を迎えます。この大きな節目に新店舗をオープンすることができるのは、自分たちだけの力ではなく、本当に多くのご縁があってこそだと思っています。
このVHSMAGをご覧の方は僕よりよく知っている方も多いかと思いますが、スケートボードは単なる遊びという側面だけでなく、さまざまなカルチャーを包括し、「滑る」というアクティブな面だけでなく、グラフィックの妙であったり、音楽やファッションとの太い関係であったり、多くの人が色々な側面で限りない魅力を身近に感じることができるのです。そして誰もがどのタイミングからでもその魅力に触れることができ、さらにデッキに乗って遊んでいればつねに自分の成長を感じることができる。年齢や職業や性別やローカルなんかも全く関係ない。ただただ自分を越える達成感とメイクしたいトリックを仕留めた充実感。それが大きな魅力であり、スケートボードの地味でリスクもある練習の日々を支えているのです。スケートボードがある程度できる人はみんなわかるその感覚。あなたにもぜひ味わっていただきたい。
この春、インスタントでスケートボードを始めてみませんか? スタッフ一同お待ちしております。
—Akio Homma(instant)