先日、Vansよりイベント参加のオファーを受けて突如ヴェニスビーチに行って参りました。イベント名はBlack Rainbows(※黒い虹)。これは現地のそこら中の壁に残された黒いアーチ状のウォールライドの跡を虹に見立て命名されたもの。さすがセンスがいい。
イベントは10日にわたって開催されたのですが、自分が参加したのは最初の2日。その内容が濃すぎて現場でそれが現実だと理解するのに苦しんだほど。というのも初日からトニー・アルヴァ、エリック・ドレッセン、ローワン・ゾリラ、イライジャ・バールが会場に特設されたDog Bowlのシャロウエンドでセッションを披露し、そのままジェフ・ホー(Z-Boys創始者)、ペギー・オキ(オリジナルZ-Boys)、ジム・ミュアー(Dogtown創始者)が参戦してパネルディスカッションを実施。夜には超至近距離でEntryやSuicidal Tendenciesのライブを堪能。
2日目もパネルディスカッションが行われたのですが、この日のテーマはパンク。『ザ・デクライン』という歴史的パンクドキュメンタリーを手掛けたペネロープ・スフィーリス監督をホストに、Black Flagの元ボーカルであるヘンリー・ロリンズやLGBTQ +のミュージシャンたちがトーク。また夜にはライブが開催され、ガレージパンクのThe ParanoydsとLAの伝説パンクバンドXが登場。本イベントは招待客メインだったため会場も比較的狭め。そんな空間で錚々たるレジェンドと時間を過ごすという貴重な経験をさせていただきました。
ジェフ・ホーに始まったヴェニスのスケートカルチャーのDNAがアルヴァ、ドレッセン、イライジャと何世代にもわたって継承されてきたのを肌で体感できた旅。ローカルが超絶ハードコアで何が起きても不思議ではないヴェニスの風土が独自のスケート、音楽、アートを生んだのだと実感できました。ということでBlack RainbowのRecap写真をどうぞ。ヴェニスビーチ恐るべし&やっぱりスケートボードは最高!
--MK