
今年リリースされたVolcomの最新作『Holy Stokes!』で驚愕のスケーティングを見せたアルゼンチン出身のミルトン・マルチネス。バイクで牽引され巨大なバンクからぶっ飛んでノーズブラントスライドを決めた、同作のパートのラストトリックがまだ脳裏に焼きついている人も少なくないでしょう。
ミルトンは世界トップのビッグトリッカーが肩を並べるVolcomチームの中でも群を抜く存在。『Holy Stokes!』に収録された彼のパートやそのアウトテイクスを観れば一目瞭然なのですが、ビッグトリックを武器にとてつもないテラインを攻め続けているとケガがつきまとうもの。その予想どおり、『Holy Stokes!』の撮影の終盤で大怪我をしてしまったようです。スポットは、かつてゴンズも鬼スラムをした、あのサンセットカーウォッシュのルーフトップからのバンクイン。それもウォーミングアップ中の出来事。
そして先日、その大怪我から今までの半年間の彼を追ったミニドキュメンタリーがVolcomより公開されました。リハビリセッションやフィジカルセラピーの様子だけでなく、スラムの瞬間も収録されているので心臓の弱い人は遠慮したほうがいいかもしれませんが、ミルトンのポジティブな姿に逆に勇気づけられる作品です。
現在は怪我も快方に向かっており、制作中のCreatureのフルレングスの撮影も始めようとしているとのこと。またあの衝撃的なスケーティングが拝める日もそう遠くはなさそうです。
--MK
ミルトンの怪我から現在までの様子を追ったミニドキュメンタリー。
こちらは『Holy Stokes!』のアウトテイクス。