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 「never never never GROW up」。意味は「大人…
──never never never GROW up

2013.03.14

 「never never never GROW up」。意味は「大人になってはならない。絶対に、絶対に、絶対に」。これは先日、STUSSY新宿チャプトのオープン15周年を記念し来日を果たしたランス・マウンテンのアートショーのタイトル。これは第二次世界大戦時にイギリス首相を務めたウィンストン・チャーチルの名言、「屈服してはならない。絶対に、絶対に、絶対に」をもとに、ランスなりのスケート観を反映させたものだ。ちなみにランスの父親はイギリス人なので、自分のルーツを見直すという意味でもチャーチルの名言を引用したのかもしれない。
 若くして子どもを授かり、プロスケーターという当時まだ不安定な道を歩みながら家族を支えてきた。数々のスケート低迷期を経験し、スケートの主流がバーチカルからストリートに移行したために活動の場をなくすも、スケートへの愛情だけでその苦悩や葛藤を乗り越えてきた。さらには’90年代に自身のスケートカンパニーThe Firmを立ち上げ、経営に追われながらもライダーをケアし続けてきた。そして現在、49歳を目前に控えるもFlipの一員としてスケートをなお続けている。今負うべき責任は、プロスケーターとして、スケートを通して子どもたちに夢を与えることだけとランスは言う。
 「大人になってはならない。絶対に、絶対に、絶対に」とは、通常のプロスケーターが経験する以上の責任を経験してきたからこそ辿り着いた境地だろう。決して無責任ではない、ランスのスケート人生がぎゅっと詰まった奥深い言葉なのだ。当アートショーはSTUSSY新宿チャプトで今月20日まで開催中。是非とも足を運んで、ランスの素晴らしい作品群をご覧いただきたい。

--MK

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