Nike SB dojo | スケートパーク

温故知新
──QUIET STORM

2019.09.30

 みなさま、Shut Up & Skateの最新エピソードはお聴きになられたでしょうか? 今回のテーマはゲストのオダッチこと小田浩一が独断と偏見で選ぶBESTスケートビデオ。出演者が40オーバーばかりなので若いスケーターにとっては理解不能な古い話ばかりかもしれませんが、やはり歴史は大切。過去の作品に興味を持っていただき、いろいろディグる機会になればと思います。
 そんな自分からも一本紹介させてください。これまた古いですが、'91年にリリースされた『Quiet Storm』。本作は以前にも紹介させていただいた『Turn the Other Cheek』と同じくデイブ・シュロスバックが手掛けた作品。まだビデオパートで魅せるという概念がそこまで定着していなかった時代だけにコンテストやデモが中心。ちょうどスケートの潮流がバーチカルからストリートに移行するタイミングでのリリースということで、OGから次世代を背負う若手まで幅広いスケーターが出演しております。さらに特定のブランドの作品ではないため、さまざまなスケーターの姿を演出なしでチェックできる貴重な映像も満載。要は当時のシーンを俯瞰して記録した名作。
 そして、個人的に忘れられないシーンがエンディングに挿入されています。それは「誰が好き?」という問いに「エド・テンプルトン。360バリアルtoレールスライドtoフェイキー。クレイジ〜」と答えているアジア人のインタビュー映像(55:05〜)。この人こそ当時H-Streetに所属した大阪のレジェンド、クリリンこと酒井 勇。Shut Up & Skateを聴きながら、'80年代のスケートシーンに欠かせなかった彼の存在を思い出した次第であります。
 現在のスケートがどんな歴史の上に成り立っているのか、どんな人たちが今のシーンを築いたのか。そういったことにも興味を持つとスケートがさらに楽しくなる…歳をとり中年になった今は強くそう感じます。ということで、Shut Up & Skateをまだ聴いていないというアナタは時間を見つけて是非。

--MK

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