Nike SB dojo | スケートパーク

 今度の日曜日が区議会議員選挙の投票日なので、選挙カーがそこらじゅうを…
──GREEN BENCH

2015.04.24
 今度の日曜日が区議会議員選挙の投票日なので、選挙カーがそこらじゅうを走り回り、駅前はもちろん商店街や公園前など、街のいたるところで立候補者が自分の政治に対する思いや政策を、行き交う有権者たちに大声で訴えています。それは現在の政府の方向性に対する批判だったり、原発問題や雇用の問題、税制の見直しを訴えるものから子育て支援の充実に関するものまで、実に多様です。
 そこでふと考えたのですが、もし自分が立候補する立場であったとしたら、いったいどのような公約を実現させることで地域に暮らすみなさんの生活をより豊かにできるのか? それは街にもっとたくさんの腰かけ、すなわちベンチをそこらじゅうに増設する「街中ベンチ化法案」の制定を目指すのであります。
 僕の勤めるショップに限らず、路面店スタイルのスケートショップには必ずと言っていいほど店前(店内の場合もあり)に腰かけ、ベンチが置かれていることが多いです。なぜならばスケートショップはただモノを売るためだけの場所ではなく、スケーターが集い情報を交換したり、話題の映像をビール片手にみんなで鑑賞したり、スケートに出かけるための集合場所としての役割など、文化を育むためのさまざまな存在意義を持っているからです。
 そんな店前ベンチの常連さんとしてスケーターとその仲間たちの次に多いのが、お年寄りのみなさまです。お買い物やお散歩がてら、実に多くのお年寄りが店前のベンチを利用します。よく来る方とはお話もするのですが、聞くとところによると、街中に腰を掛ける場所やベンチがとても少ないんだそうです。地震が多くたって、お年寄りが元気にお出かけできる国はいい国であるはずですから、僕はこのお年寄りの声に耳を傾けたいです。
 で、「街中ベンチ化法案」がお年寄りをはじめ、日々を忙しく過ごしているみなさんたちの都会のオアシスとなり、そこで人との会話が生まれ、出会いにつながり、スマホの画面とばかり向き合う時間が少なくなるというすばらしい連鎖を生み出すのです。
 そして僕らスケーターはというと、ひと気もまばらになった頃を見計らってその恩恵をちょっと違ったアプローチで享受するのであります。SFのユニオンスクエアにかつて存在したグリーンのベンチは、僕が知る限り最高に使い勝手のいいベンチでした。

--TH (Fat Bros)

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