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スケートシーンを支える縁の下の力持ち
──パークビルダー

2017.06.09

 先日、神奈川・辻堂海岸でのイベントOne California Dayのためにスケートランプが特設されました。設置されたミニランプはSkateliteという素材でできたもので、高さ160センチ強、幅はグラインド・スライドがある程度流せるぐらいのもの。しかし、高さに対し若干角度がキツイのとボトムが短いこともあり、見た目はシンプルながら手強そうな感じ。このミニランプでどれだけ滑れるだろうかと尻込みしそうでしたが、いざ滑ってみるとかなり気持ち良く滑ることができました。これまでさまざまなランプでスケートをしてきましたが、その滑り心地は大満足と言えるものでした。それもそのはず、ランプの製作を手がけたのは茨城県を拠点とするMBM Parkbuildersによるもの。名前からもおわかりの通り、スケートパークを作る専門の会社です。海外だとGrindlineという会社が有名ですね。
 僕がスケートを始めた頃と比べると、日本国内には実に多くのスケートパークができています。海外のパークにも引けを取らない規模のものも徐々に増えてきています。しかし残念ながら、実際に滑ってみると「ココなんだかヘンだよなぁ」、「あの配置は間違ってるでしょ」なんていうこともよくある話。その原因としては、おそらくスケートボードとは縁のない団体がパークを施工したり、逆にスケーターたちが自ら作るも、施工技術がプロのレベルで無かったりとさまざま。設計から施工までスケーターの意見が一切反映されず、いざ完成したはいいけど誰も使わない無駄なパブリックパークもあなたの地元にひとつぐらいはあることでしょう(笑)。
 それでは、プロとしてパークを作っていく職人に求められるものとは一体何でしょうか。先に述べたようなパークのスムースさ・快適さはもちろん、斬新なセクションの提案や長年愛されるパークを作っていくことだと思います。そしてそれとは別に、大好きなスケートボードの遊び場をスケーターたちが生業としてやっていくことも素敵なことではないでしょうか。先日の辻堂海岸でのイベントで楽しそうに仕事に打ち込む、真っ黒に日焼けしたパークビルダーたちの姿を見て、そんなことを考えながらスケートをしていました。
 もちろん、素人製作による不恰好ながらスケート愛の詰まったDIYセクションなんかも大好きですが、勝手にコンクリートをボムってるところを通報され警察署に連行to始末書outなんてこともあり得ますので、くれぐれもご注意を(実体験)。

—Kazuaki Tamaki

 

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