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NYCでのスケートを切り取らせたら、RB・ウマリの右に出るフィルミングアーティストは僕の中…
──RB UMALI

2016.07.01

 懺悔に近い告白になりますが、スケートのフィルミング云々に関して言うと僕はもう20数年間休むことなくスケートボードとその映像の熱心なファンであるにもかかわらず、必要とされる基本的な機材の情報はおろかその技術的な要素に対する知識がゼロと言っても過言ではありません。もちろんスケートの映像を観るのは大好きだし(じゃなきゃこんな連載続きません)、その制作過程に対するリスペクトはもちろん持ち合わせているのですが、昔からその場を楽しむことに夢中になりすぎるというか、フィルミングというものの過酷さ(機材重い、なかなかメイクしない、自分だけ滑れない)を知っているので、「できることなら誰かにお願いしたいな」といつも考えていました。何しろ自分、かのFESN主宰者にして「リベじゃないよ」でおなじみの某M氏がフィルミングを始めたときからつねに一緒(都内とその周辺)に動いていたにもかかわらず、照明のお手伝いなり別アングル撮りなど重要なお手伝いをメイクしたことがありません。そりゃ一度や二度は重要なお手伝いをお願いされましたが、彼はいち早く僕のフィルミングに対する才能の無さと不誠実を見抜いていたので、「Hくんはいいよ」っていつもお豆扱い。結果彼の重要な作品にはもちろん技術も無いのでもっぱら声のみの出演です。昔誰かに「Mのビデオってやたらと後ろでHくんの騒いでる声が聞こえるよね」って笑えないご指摘を受けたこともあるくらい。
 そんな若かりし'90年代後半、僕らが追い求めたスケートの映像美の在るべき姿は東海岸、特に大都市ニューヨークの喧騒をクールに滑り抜けていく彼らNYCスケーターのスタイルがお手本でした。M氏がどうかは聞いてみないとわかりませんが、少なくとも僕はとても大きな影響を受けたし、その影響力は今現在も衰えることはありません。
 そんなNYCでのスケートを切り取らせたら、RB・ウマリの右に出るフィルミングアーティストは僕の中では現時点では存在しませんってくらい、彼の映像には影響を受けました。そんな彼の作品『NYC Galaxy』を先日拝見するチャンスを得ましたが、やはり最高。機材のことはよくわかりませんが、やっぱりNYCでのスケートを切り取る彼のセンスには脱毛、いや脱帽です。

─Takayuki Hagiwara(FatBros

 

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