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 外は師走の冷たい雨が降っています。ショップに集う仲間のスケーターたち…
──SOTY 2014

2014.12.05
 外は師走の冷たい雨が降っています。ショップに集う仲間のスケーターたちも、今日は死んだ魚のような目で、画面に映されているスケートビデオを言葉少なめに眺めております。早いものでもう12月、年を追うごとに時の流れは早く感じるようで、この1年を振り返ってみても、それらはまだつい最近の出来事のように感じられます。

 そんなこの2014年をなぜ今振り返っているかというと、今年も恒例のSOTY(Skater Of The Year)の発表が近づいてきたためです。言わずと知れたThrasher誌が、その年もっとも活躍したであろうスケーターの栄誉をたたえるイベントで、この栄冠にはやはり特別な響きがあります。ただ最近の流れとしては、年間を通じての活躍もさることながら、発表が迫るこの時期にいかにインパクトのあるパートを残せるかが重要なポイントになってきているようにも思われ、事実昨年度も年末にすばらしいビデオパートが立て続けに発表されていたように記憶しています。コンテストでの年間を通じての成績も重要な要素ではありますが、やはりスケーターの多くは誰がどんなビデオパートを残したかということにもっとも敏感で、それが最終的な判断基準になるのは必然といえばそうなのかもしれません。

 そういった思いで、改めて今年をざっと振り返ってみると、やはり実に多くのすばらしいビデオパートが僕達を楽しませてくれたことに気付かされます。昨年末から今年の初めにかけては、マーク・スチュウの次世代Bsノーズブラント系超絶パートに悶絶しました。そしてすぐ後に発表されたルアン・オリヴェイラの強靭なバネを生かした気持ちが晴れるようなポップの効いたトリックのオンパレードにまたもや悶絶。そしてその間には、コリー・ケネディやレイヴン・ターシー、Krookedの若手有望株のロニー・サンドバルたちがツアーの道中で魅せる激ヤバのトランジションスケートでも悶絶。Ace Trucksご一行での来日も果たしていました。そしてトランジション系といえばサーフスタイルスケートの神童、グレイソン・フレッチャーのスピードとスタイルにも心奪われてからの悶絶。そして東海岸が誇るスイッチマスター、ボビー・ウォレストが地元ワシントンD.C.のプラスキーパークと、LAとNYのスポットでアンビリーバブルを量産、年間で鬼のフルパートを3つも残すという神業をやってのけ、これにまた悶絶。またビデオパートではないけれども、Supremeの作品『cherry』の世界観とディラン・リーダーのセクシーさにも悶絶して、フィルムメーカーのジョシュ・スチュワート作品の集大成である『Static IV & V』でジェイク・ジョンソンがメイクしたおそらく人類史上最長のウォールライドにも悶絶しました。で、最近ではDCのウェス・クレマーがとどめとばかりに発表したフルパートにいまだ悶絶中。

 と、挙げればキリがない今年の偉業を達成したすべてのスケーターに等しくリスペクトと感謝は言わずもがなですが、強いてひとり挙げるならあなたはどうしますか? ちなみに僕はボビーに1票を投じたいと思います。

--TH (Fat Bros)

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