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2016年は驚くべきスケートニュースが実にたくさんありました。その中でも、やっぱりエヴァン…
──THANKS SKATEBOARDING 2016

2016.12.30

 いよいよ年の瀬ですね。2016年も残すところあとわずか。年末年始のお休みに入った人も多いでしょうが、それと同じくらいまだまだ仕事に精を出しているという方もいるでしょう。ご苦労様です。インフルやらノロやら厄介な感染症が流行しているようなので、寒空の下で忙しく過ごされている方は特に体調管理に万全を期して、新しく始まる1年に備えて下さい。
 さて、この1年をスケートの世界に絞って振り返ってみますと、月並みな言い方ですが楽しいことや驚くべきニュースが実にたくさんありました。まず年の始めにはナイジャ・ヒューストンがNike SBへの電撃移籍を発表して世界中のスケーターを驚かせました。そしてフィラデルフィアの聖地LOVE Parkがこの冬を最期にスケートスポットとしてのその役目を終えた頃、Jawsことアーロン・ホモキはヨーロッパの特大ステアをメイク。あんなベアリングとウィールのぶっ壊れ方は始めて見ました。そして春には北欧から世界のスケートシーンに新鮮な影響を与え続けるPolar Skate Co.が待望のフルレングスビデオを発表し、ここ日本でも催された試写会ではケビン・ロドリゲスの独創的なスタイルに会場に集まったスケーター全員が興奮しました。そして個人的なことですが4月の自分の誕生日には、勤めるショップと多くの仲間たちが自分のモデルデッキをサプライズリリースしてくれました。正直少し恥ずかしかったのですが、何かを一生懸命続けていると必ずいいことがあるということを自分の経験でもって知る機会を与えていただけました。そして春にはadidas Skateboarding初のスケートビデオ『Away Days』が発表され、その内容もさることながら、このタイミングでのMJの電撃移籍にまつわるエピソードが物議を醸しました。いわゆる大人の事情というやつなのでしょうが、僕らスケーターはまだまだマイノリティな存在だと思っているので、あくまでも平和的にいきたいもんです。そして毎年雨のGo Skateboarding Dayにイベントを企画することの難しさを今年も思い知らされた後、短い夏を迎えました。夏らしいことは何ひとつできなかったのですが、奇才コリン・リード率いる『Spirit Quest』クルーが来日し、試写会場となった池袋の夜は最高でした。スケーターのクレイジーな部分が一晩であんなに見れたのはある意味貴重な経験です。そして同じく8月にはスケートボードがなんとオリンピックの正式種目に。正直時代の変化に戸惑いましたが、このニュースとタイミングを同じくして今年もカナダはトロントで開催されたスケーターの祭典「Dime’s Glory Challenge 2016」には本当に楽しませてもらいました。これぞまさにスケートボーディング。今度はどんな企画で楽しませてくれるのか、早くも来年の開催が待ち遠しい限りです。そしてそんな短い夏の後には涼しい秋がやってきました。スケートするのには最高な10月でしたが、同時に世界中の多くのスケーターが天才ディラン・リーダーとの早すぎる別れという不条理に心を痛めました。そして本当に時の経つのは早いもので、今年のTampa Amでの若き日本人スケーターたちの大活躍にみんなで興奮したのはつい先月のこと。そして驚愕のフルパートでVansのルーキー、カイル・ウォーカーが文句なしで2016年のSOTYを受賞しました。
 と、ここまでざっとこの1年を振り返ってみたわけですが、個人的にはこれまでの人生の中で最も辛く苦しい1年となったこの2016年も、やはり多くの部分でスケートボードに救われました。スケートしている時はもちろん、最高の映像を鑑賞したり、素晴らしい仲間たちとそれらを共有する時間はいつでも弱った僕をポジティブな状態にしてくれました。このような時間がどれほど僕の精神状態にプラスに作用してくれたのかを考えると、スケートにはあらためて感謝の念しか思い浮かびません。
 ということで2016年、今年もスケートボードよありがとう。そして惜しくもSOTY受賞とはなりませんでしたが、エヴァン・スミスの今年の活躍には本当に興奮させられましたので、2016年の締めくくりは彼の映像です。やっぱりエヴァン・スミスは最高のスケートボーダーだ!

─Takayuki Hagiwara(FatBros

 

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