Nike SB dojo | スケートパーク

十人十色
──YO! FLIP

2019.06.07

 この中にYo Flip得意なヤツ、いませんか? いや、少なからずいますよね、そこのアナタぁ! ちょっとやって見せてくださいよ、アナタのYo Flip〜!
 「さてYo Flipとはなんぞや?」と首をかしげている方に説明しますと、それはズバリ「空中で後ろ足を伸ばし、大袈裟に前足でキャッチするトレフリップ」を指します。両腕もなるべくダラリと下げ、さも余裕と言わんばかりの仕草でやるとなお良し。きっと見たことあるでしょう、得意な人もいるでしょう。それがYo Flip、そんなふざけたネーミングがあったんですね。実は調べ物をしている中でYo Flipに関して書いてあるページに遭遇、そこで僕も先日知ったばかり(笑)。Yo Flipとやらが編み出され、スケーターの間に浸透していき、記事となるまでのタイムラグも考慮するとここ10年ぐらいのムーブメントでしょうか。その頃から見かけるようなトリックという印象です。
 さてしかしながらこのYo Flip、その記事においては批判され、「禁止してしまえ!」とまで書かれています。そこまで言うつもりはありませんが、以前同世代ぐらいのスケーター数名で集まってのスケート談義で出た共通の意見としては「アレはどうも好きにはなれないね…」といったものでした。
 Yo Flipと呼ばれるものができる以前のそれ、つまりトレフリップ、さらに古い言い方だと「サブロク」。そのお手本となっていたのは回転している板が吸い上げられるかのようにバチッと両足でエアキャッチするやり方。人を魅了するこのトリックの覇者は数知れず。僕はジェフ・ロウリーやPJ・ラッドの動きをお手本として練習していました(いまだに満足にできやしない…)。「トレフリップならこの人!」のひとりやふたりくらいはみなさんの中にもいるはずです。そんなトレフリップから派生したYo Flip。否定的な意見もあることながら、それでも廃れるどころか見る機会が増えた気すらするくらいなので、スケートコミュニティにおける市民権を得てきたということではないでしょうか。たとえばハードフリップにも縦回転と横回転があるように、いろんな回転のさせ方があって然るべき。なので「Yo Flipやめろ」とかは言いたくないし、それがいいと思えるのならガンガンやるに越したことはありません。しかし10年後…「あぁトレフリップね、昔のスケーターの技だよね〜」とかなっちゃうのはチョット悲しいYo〜。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

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