
マガジンでもZINEでもなく写真集でもない、スケート系ビニ本(死語)が届いた。題して“GOLDEN HOUR”。このご時世にビニ本だなんて最高じゃん! 気になる作り手はフォトグラファーのマット・プライス。もともとThe Skateboard Magでメインに活動していたチャビー(ぽっちゃり系ね)な男で、現在は大手スケートショップCCSのブランドディレクター。手の空いた時のサイドプロジェクトでGHをはじめた模様。10数年以上前にツアーでトゥギャザーさせてもらったので彼のことはよく覚えております(オレのことは覚えてないだろうけど)。
たしかアリゾナ州出身で、ライアン・レイがホーミー。陽気で場の雰囲気を盛り上げるのがうまいムードメイカー的存在。若いくせにおじさん体型だけど、スケートの動きは機敏。そしてよく喋る。競争率の激しいアメリカのスケートメディアでその名を確立させるだけあり、スケート写真の腕前はピカイチ。The Skateboard Magが休刊してからはI-Pathをはじめあちこちで動いていたようです。ここ数年はクレジットを見る機会がなかっただけに、GHで再会できてブチ上がり。
そんな彼との思い出(一方的な)といえば、2007年の大阪。四国からの帰りにステイした大阪で「プライスに1枚撮ってもらいたい」とツアーとは無関係の細田大起リクエストに快く承諾し夜の街へ。その時の写真はプライスのIGの1月3日に投稿されております。そういえば自分もビデオカメラを回していました。膨大なmini DVテープのどこかに埋没しているので、ディグってみるとします。
タイトルからセンスあり、スケート愛の詰まったビニ本“GOLDEN HOUR”は、2,700円+税で絶讃発売中。えっ、割高? いやいや、マット・プライスだけに“プライスレス”だから。
─KE

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