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両スタンスで同じ動きをシンメトリーに表現する高等技術
──ミラーライン

2017.05.15

 いつ頃からこの言葉がスケートコミュニティで定着したのかは定かではありませんが、比較的最近(2000年代)だと思います。éSの『Menikmati』というビデオでロン・クレーガーが出したモノが、その代表格として印象に残っています。
 ミラーライン(Mirror Line)とは読んで字のごとく、Mirror(鏡)のことを指します。ラインでレギュラーとスイッチを織り交ぜ同じ動き(トリック)をシンメトリーで実践することです。どんなコンボにするにせよ、両スタンスでメイクしなくてはならないという高度な技術を要する玄人な技。しかも、スムースでないと絵にならないということも付け加えておきたい。遡れば、有名無名問わず多くのスケーターによって披露されてきたかと思われますが、形として世の中へアウトプットされたものは意外に少ないのかもしれない。そもそも自分が言うほど、スケートコミュニティで定着していないのかもしれません。
 とまあ、ミラーラインの話を振っておいてなんですが、下に貼付けてあるロン・クレーガーとアート・サーリ以外のミラーラインというのがどうしても思い出せないので、いい感じのミラーラインをご存知の方は、VHSMAG編集部ミラーライン担当M野までご一報ください。マタニティ〜。

--KE

 


『Menikmati』のロン・クレーガーの1:23〜1:33はミラーラインのお手本。
 

『Sorry』のアート・サーリのファーストとセカンドラインに注目。
 

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