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 おもえば今年は、巷のスケーターたちの多くがその選択に迷っていたようで…
──AVE GETS SOTY

2015.12.11
 おもえば今年は、巷のスケーターたちの多くがその選択に迷っていたようでしたが(自分も含め)、決まってみると誰もが納得のSOTY獲得となったAVEこと、アンソニー・ヴァン・イングレンにまずはこの場を借りてオメデトウです。個人的にはPlan Bのクリス・ジョスリンを応援していましたが、このSOTY予想は年々難しくなってきているように思われます。毎回言ってますがこれはある種のお祭りなので、基本的には誰が獲得してもおめでたいことであり、予想や期待が当たったとか外れたで僕らが一喜一憂するものではないのですが、スケーターとしてはやはりある種の射幸心をくすぐられるというか、その予想にどうしても期待を込めた熱が入ってしまいます。そして昨今のプロスケーターの目を見張るような技術的到達度と、増え続けるその超Aクラス層の厚さが毎年この受賞レースの予想を難しくさせています。

 そんな中で今回、このAVEの受賞を早くから確信し、それを自分のことのように喜んでいるスケーターがひとり、ここVHSMAG内におります。その名をKEといい、現在は自称インターンとして事務所の掃除から企画の立ち上げ、プロモーションビデオの撮影と編集、さらには社会の憎まれ役などなど、あらゆる雑務をこなす一方で、四捨五入で30年近くにもなる自身のスケートライフのクオリティ追求にも余念のない、見ていてもう悲しいくらいの生粋のスケーターです。そしてすでにご存知な方もいるとは思いますが、このKEとAVE、実は旧知の仲で、KEがカリフォルニアを生活の拠点にしていた頃に、まだ少年だったAVEは放課後プッシュで30分近くかけてKEのもとを訪れ、スケートの基本的な技術を彼から伝授されていたという、いわば師弟的な関係で結ばれており、今現在もその友情の絆は固く、昨年にはAVEを含めた当時の仲間3名と東京での再会を果たし、互いの人生を励ましあっていたようなので、ふたりにとっては今年のSOTY受賞はおそらく一生失うことのない本物の財産になったことでしょう。
 とはいえやはりSOTYは世界中のスケーターが憧れるワールドワイドな栄誉ですから、KEにその喜びを独り占めさせるのはよくありません。
 ってことで僕らひとりひとりもKEと同じくらいに彼の納得の受賞に歓喜しちゃいましょう。いいぞ! AVE!

--Takayuki Hagiwara (Fat Bros)

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