Nike SB dojo | スケートパーク

持ちつ持たれつ。旅先でのアテンド
──ツアーガイド

2019.02.22

 毎年インタースタイルの時期に合わせてやって来る先輩スケーターがふたりいます。数日間の滞在中は都内近郊のスケート仲間の家を渡り歩き、有名スポットの巡礼からスノーボードに至るまで地元では楽しめないことを満喫している模様。今年はさらに若手のスケーターをふたり率いて僕の家にもやって来ました。近況報告もほどほどに済ませると、馬鹿なスケート談義が止まりません。今年は運良く自分の休みのタイミングも重なり、お台場のストリートスポット巡りへ。彼らがどれだけ満足して帰路についたかはわかりませんが、少しばかりの手助けはできたんじゃないかと思っています。
 思えば遠くからやって来たスケーターを初めて案内したのは高校生の頃。大阪から家族旅行で来た同学年くらいのスケーターに近くのスポットを案内。わずか数時間でしたが、ソイツを連れてプッシュした街は何故だかいつもと違って新鮮で気持ち良く、少し誇り高くも感じられました。「オレたちがいる場所はこんな感じ。どうか楽しんでってくれ!」 そんな気持ちは当時と変わらず、今でも国内外からやってくるスケーターを案内することがあるワケです。逆に自分が遠くに出かけたときには初対面だろうと良くしてくれるスケーターがいるので、その土地で楽しい思い出を作ることもできる。その地域の有名スポットに自力で行くには綿密な下調べが必要ですが、案内してくれるスケーターがいてくれるだけですべてがスムース。観光名所や歴史的史跡に行くよりも有名スケートスポット、他にはないナイスな物件でスケートをする。そして、自分の思うような爪痕を残せたら何事にも変えられないお土産ゲット。そんな感じで誰かから受けた恩恵はまた別の誰かにパスできればと、そのチャンスを伺っているのであります。
 もちろんそれは大掛かりなスケートツアーとなればアテンドというのもラクなことではありません。ビッグカンパニーのツアーなんかじゃローカルスケーターにギャラを渡してアテンドをお願いすることもあるようですが、それもまたいいことだと思います。一方、個人的にあまりイケてないと思うのは、とっておきのスポットがあるにもかかわらずベストトリックを叩き出されるのを恐れて秘密にしておくこと。まぁ、いくらベストトリック出たところでほとんどの場合、金銭的には1円の価値もつかないんだけどね(笑)。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 

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