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無駄なイキりは子供のやること
──代替案

2021.03.12

 「否定だけで終わるのは子供のやること。否定するのであればそれに代わるものを示すことが大人のやり方だ」。高校の頃だったか、少しだけ記憶に残っている教師の言ってたこと。具体的にはこんな感じです。グループで遠出して遊びに行くことになり、Aさんは「じゃ、ビーチ行こう!」という意見。Bさんは「ビーチは人たくさんいるからイヤだ」。これで終わるのは子供じみた話であり、大人であれば「海は混んでるから、代わりに川はどう?」といった具合に代替案を提示すべきだということです。さていざ社会に出て大人になってみたものの、「果たして自分はそれが実践できているだろうか?」と問われると自信を持って「YES!!」とは答えられないし、実践できていない大人だって当たり前にいるのです。「しかしそれも目に余る場合、人から白い目で見られちゃいます」くらいの認識できっといいのでしょう。
 それは日常のスケートにも応用できることに気がつき、たまに実践しています。たとえばパーク以外の場所、公園やそこらのストリートでのスケートは言うまでもなく、セキュリティや警察、通行人に怒られる可能性とワンセット。「ここスケボーする場所じゃないでしょう」というお決まりの言葉に返す言葉を見つけました。「すみません、あの、逆にこの近くでどこかスケボーできる場所知らないですか?」と。あくまでも低姿勢、少し申し訳ないそぶりを見せるのがポイントっす。するとほぼ百発百中、誰もこちらの問いに答えられない…つまりは代替案を提示できないのです。はじめは威圧的に物申してくる人だって答えられずにトーンダウン。しまいには「お前らもあんましスケボーできる場所がなくて困ってるんだよな…」と共感してくれる人だっていました。もちろんこれはカメラ持ってのガチな撮影やキックアウトの早い定番の場所なんかじゃ通用しないやり方かもしれませんが、仲間とそこいらでのセッションで怒られた際には有効なのでぜひお試しあれ。キックアウトされてもお互い後腐れなく、わずかながらも人にスケートボードに対する理解を認識させるだけでもプラスじゃないですか(笑)。
 今に始まったことではないにせよ、スケートを注意してくる人に対しイキった態度で接する人を街や映像で見るのですが、同じスケーター側から見ても気持ちのいいものではありません。要するに「無駄なイキりは子供のやること」という否定なのですが、「代わりに上記の作戦で上手く交わすのはどーです?」っていう僕からの代替案で締めさせていただきます〜。

─Kazuaki Tamaki(きなこ棒選手)

 




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